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「富士山展1.0」 が終了しました

月一の更新を目標にしているこのブログですが、1ヶ月なんてあっという間で、いつも気付けば月末になっているのですが、今月も例外なくそんな感じ。

 
そして今月といえば、「富士山展1.0」に参加させていただきました。startbahn主催の富士山がテーマの企画展です。
4会場あったのですが、私はその一つで、昨年春に展示させていただいたBRÜCKE にて作品2点を展示させていただきました。ご高覧いただいた皆さまには、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

BRÜCKE 会場のみですが、展示はこの様な感じでした。

そして今になって同じ様なところしか写真を撮っていなかった事に気づき、他の撮影できていない所も含め、もうちょっと別の角度からも伝えられる様に撮影しておけばよかったな…と今頃反省しているところです…

 

他の人と同じテーマで作品を作るということは普段ない事なので、皆さんがどんな風に富士山を捉えるのかというのは、興味深いところでもありました。
今回は出品した2作品のコンセプトもそれぞれ書きました。startbahnのサイト上にもアップしてあるのですが、同じものをここにも書いておきたいと思います。お時間ある時にでもご覧くださいませ。

作品①

 

『夢で見たあれはそれだったのか?』(2017年)

 

初夢で見ると縁起が良いとされる代表的なものと言えば富士山。しかしながら実際にそんな夢は見たことがないし、見たという人に会った事もない。でも見れるものなら一度くらいは見てみたいような気もする。

自分の見る夢にそれほど興味はないけれど、それが印象的な場合は好奇心にまかせて夢占いなどで調べてみたりする。思いがけず吉夢の可能性を秘めていると、あやふやだったはずの記憶は徐々にクリアに。かつ、「~かもしれない」が、「~だった」という強い断定へ変化。当然、その逆も然り。

もう一度と願ってももう見ることができない、まして他人と共有することのできないそれらは、各自の思いによって自在に変化してゆくのかもしれない。

 

 

作品②

 

山で出会えば挨拶をする』(2017年)

 

 

自然が美しいだけではないという事は誰もが知っている通りだけれど、富士山もまたその例外ではない。

あれだけ大きくて美しいものが、その内部に抱えている、それら全てのものを知ることなんてできないと思う。

そう考えると、そこに何がいても、何があっても驚く事はないのかもしれない。

山中を歩けば見たことのない、知らない何かがこちらに手を振ってくることだってあるかもしれない。山で出会えば挨拶をする登山者同士のように、広いどこかで未知の何かと出会った時、そこが明るい青空の下でなかったとしても、ほんの少し気持ちを相手に向ける、そんな対話の瞬間を描いた作品です。

 

以上です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。寒い日が続きます。インフルエンザも流行ってますね。皆さま、どうぞお気をつけ下さい!