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ツバメの話

最後に見たのはいつだったんだろう?

子供の頃は毎年当たり前のように見ていたツバメのヒナ達。しかし、気づけばいつの間にかパタリと見かけなくなっていました。

そんな中、今年とても久しぶり(おそらく十数年ぶり)に我が家でツバメのヒナの巣立ちを見届けることができました。
カラスなどの外敵も多いため、毎日心配で観察していたのですが、ヒナ達のだんだん大きくなっていく姿を眺めるのは、ほんとうに愛らしくて
嬉しいものでした。

産毛のころ。

毛が生え変わって、ツバメらしくなってきたころ。そしてどんどん大きくなって巣からあふれ出していく。

 

数年前、ツバメのヒナが産まれなくなってしまった事がずっと気になっていて、ある方と話していた時に、なんとなくそのことを話してみたら「蜂群崩壊症候群」のことを教えてもらった事があります。

蜜蜂が大量に失踪・消滅してしまう現象で、ネオニコチノイド系農薬が原因か?とも言われていますが、農薬が生態系に及ぼす影響なんて、それまで何も注目してこなかった私にとって、それは「!」の連続でした。農薬が昆虫に与える影響、それを餌にする鳥。
私は専門家ではないので、十分な知識はありませんが、ツバメをきっかけにそれまで無関心だったものにも意識がいくようになりました。
何においても理想と現実の間には大きな隔たりがあったりするのですが、自分で興味をもって考える、その興味が開かれる瞬間というのは、ある意味とても大きな喜びにもつながります。
何かを知りたいと思うこと、何かを学びたいと感じる楽しさのようなものに気付くきっかけが、日常の風景の中にほんとうにあったんだ、という事を身をもって知った瞬間でもあり、そういう意味でも、私にとってツバメはとても注目すべき鳥だと思っています。

 

教えてもらった素晴らしい本。未読の方でご興味ある方は是非読んでみて下さい。私も久しぶりに読み返してみようかな。

 

 

6月のはじめ、生まれた5羽のヒナたちは、全員無事に巣立ち、旅立っていきました。

家のすぐ近くを飛んでいたツバメの集団の写真です。たぶん彼ら一家ではないかな……と思い眺めていたのですが、どうだろう?

 

来年もまた来てくれるといいな。

5月のこと

5月。

アマダイの絵に惹かれて国立ハンセン病資料館で開催されている菊池恵楓園・金陽会絵画展へ行ってきました

奥井喜美直さんの作品「アマダイ」は作者の病やその生活についての知識が何もなかったとしても、非常に惹きつけられる絵画だと思いました。

 

 

私が初めてハンセン病のことを知ったのは、瀬戸内芸術祭に大島が参加した時のことでした。

もちろん学生時代に歴史の授業か何かで学んだような気もするのですが、恥ずかしながら当時は教科書の文字を追うだけのことで、それについて深く考えたり、知ろうとすることもありませんでした。
大島へ行ったのが、もう何年前だったか思い出せないけれど、芸術祭の期間外だったので、島へ行くフェリーの中も観光客らしき人はおらず、おそらく看護師であろうと思われる女性と、郊外学習でやってきたと思われる地元の中学生らしき集団だけでした。
当時30代になって、やっとそれを知った自分と、もっと若い頃からその場へ行って学んでいる彼らとの違いみたいなことを考えたりしながらフェリーに乗っていた時のことは、今でもよく覚えています。

 

大島では島で暮らしていた、そして現在も暮らしている人々の生活を身近に知るという感じでしたが、今回の資料館では、その歴史についてより詳しく知ることができました。

ただ、知れば知るほど信じられない・あるいは信じたくないような事ばかりで、仮に自分がこの時代に生まれていて、同じ境遇にあったとしたら…という想像を脳が拒否するような怖さや酷さ、目を背けたくなる歴史がそこにありました。
一番印象的だったのは、常設展示資料にあった中学生の女の子の答辞で、バレリーナを夢見るけれど、どうしてなれようか。塀の中の高校へは行きたくない、というような事が書かれていました。
バレリーナを見て素敵だな、あんな風になってみたいな、と願う女の子の気持ちはとてもよく分かるもので、会ったこともないその女の子が急に身近に感じられた瞬間でした(バレエなんて一度もやったことないけれど、私もそんな風に憧れたことがある)。
その一方で、彼女がおかれていた状況は、今の私からすると、とても信じ難い、想像することすら困難なものであり、私は自分勝手に遠くに感じたり、身近に感じたりしていたのですが、そんな私のオロオロする気持ちなんて何も関係なく、現実にあった歴史を前に、ただ立ちすくむばかりでした。
絵画展は7月31日まで開催されています。

4月1日のこと

4月1日に新しい元号が発表されました。

それと同じ日、中日新聞の夕刊で新しく始まったコラム「能捨の書棚」の中で、
自作「ぜんぶおいていく」(2016年)が掲載されました。
この作品は2016年に公募展で入選し展示していた作品なのですが、今のところ展示していたのはその一度だけなので、それを覚えていて下さった方がいたという事は、とても嬉しいことでした。
周知のとおり(?)、私は特に名が知られているわけでも、作品がガンガン売れてる訳でもないので、いきなり初回で使っていただくなんて恐れ多いな… という気持ちにもなりましたが、そんな及び腰な事を言ってる場合でもなく、せっかくこうして色々な方に見ていただく機会をいただいたのだから、今後も記憶に残る作品を描いていこう、と気持ちを新たにした次第です。

コラムでは様々な本や音楽CDなどが今後も紹介されていくようで、これをきっかけに新たなものに出会う読者の方もたくさんおられるのだろうと思います。私はエリア外なので、なかなか読むことが難しく、残念で仕方ない…

でも少し遠出をした時など、見かけたら必ずチェックしたいな、と思っています。自分の知らない何かと出会える事はとても嬉しく、楽しい事です。

そういえば、今年はあいちトリエンナーレがありますね。いろいろ話題にもなっていますが、実は今からかなり楽しみにしています!

 

前夜

明日、新元号が発表されるそうですが、どんな元号になるんだろう?

いずれにせよ、新しく始まる時代が今よりももう少し良いものになってほしいな…と思う前の夜。

 

今月、大阪で歌人の穂村弘さんと精神科医の斎藤環さんの対談を聴きに行きました。

私は穂村さんの考察力や書かれる文章がとても好きなので、話を聴くのもやっぱり楽しかった。

 

「一秒でもいいから早く帰ってきて ふえるわかめがすごいことなの」(伊藤真也)

 

これは対談の中で紹介されていた短歌の中の一首。

一秒が可視化されている、というような事を話されていたと思います。

私は制作する時によく骨をモチーフにしたりするので、長い時間のことはよく考えたりするけれど、逆に1秒を可視化するとかほとんど考えた事がなかったので、「!?」となりました。

だからどうという訳ではないのだけれど、今後の何かのヒントになるのかな…?分からないけど、とにかく私はこういう話を聴くのがとても好きなんだな、と改めて思っていました。

 

2月のこと

2月が他の月よりも短くてすぐに過ぎ去ってしまうことは毎年の事なので、もうよく知っているはずなのに、やっぱり今年も「え!もう終わりなの!?」となっている今。

2月11日に藝文京展EXも無事に会期を終えました。ご来場いただいた皆様には、この場をかりて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
まだ最終的な来場者数などは聞いていないのですが、2月初旬の時点でかなり沢山の方にご来場いただいたようで、ありがたいことです。
私個人の展示ではとてもとても無理な事なので、今回参加できて本当に良かったな、と思っています。
大多数の方は私のことを知らないと思うので、「誰?」という感じだったと思うのですが、少しでも作品に興味を持って下さり、今後の活動に興味を持って下さる方がいらっしゃれば嬉しいな、と思います。
展示が終わってから数週間経つのですが、なんだかとても昔の事の様にも感じられます。
いや、そんなに前の話でもないだろう、とかなんとか思いつつこうして書いているわけですが…
年後半ぐらいからあまり展示なども観に行けてなかったので、もう春だし色々観に行けたらなと思うこの頃。
調べてるとあれもこれも気になって、今年は何かと面白そうなもの・気になるものが多いです。時間とお金という現実の壁にがっつりぶち当たっていますが、なんとかしたい。後、自分の活動としては、もう少し積極的に展示できるようにしたい。遅まきながら今年の目標など考えていた2月でした。

はじまりました

只今、京都芸術センターにて「藝文京展EX~つなぐ~」が開催されています。会期は2月11日(月・祝)までです。

2月6日(水)16:00からギャラリートークもありますので、ご都合よろしければどうぞお運びください。

私の作品はギャラリー南に展示してあります。こちらは立体作品と平面作品の両方が展示されている空間です。

今回6mの壁面を使わせていただいたのですが、なによりこんなに大きな壁を使うことが初めてだったので、制作中はやることなすこと壁にぶつかるばかりで、どうなるのだろうと毎日が不安だったし、自分の経験値の低さや、足りていない部分が浮き彫りになり、正直非常に苦しかったです。

年末は、「早く1か月後になってほしい」とばかり考えていた様な気がします。

今は当たり前だけど、どうしてようとちゃんと1か月後はやってくるよね、と思うばかり。

私が今回モチーフにしているのは、古代生物のマストドンです。大中小のパネルは全て一体の生物でつながっています。

そこに年月の経過や、また円形であることから、この先さらに年月を重ねて転がり変化し形をかえ、最終的に何かわからないものに変化してほしいという、これまでと、さらにこの先につながるようなものにしたいと思いました。

実際、展示後に自分が上下左右自由に向きを変えながら加筆して、元の形を失って生まれる別の何か… というものを自分自身見てみたい、という気持ちです。

ちなみにタイトルは「楽園ではない」なのですが、これはほとんど息を吐くようにして出てきた言葉でした。

全体の様子など。会期も折り返し地点をすぎましたが、「あれ?これなんだろう?」など気になる作品など見つけられたら是非会場でご覧ください!

細部まで見入ることのできる表情豊かな作品がそろっています。

大晦日

気付いたら、大晦日。みなさん、今年はどんな一年だったのでしょうか?

この一年を漢字一文字で表すなら、個人的には「助」だなぁ…と思います。何かにつけ大変だな、しんどいな、と思う事が多かったような、そんな一年だった気がします。
それはそうと、infoにも書いてありますが、来月1月12日(土)から京都芸術センターにて開催される「藝文京展 EX つなぐ」にて作品を展示します。こんなに大きな壁面を使うのは初めてなので、どうなるのか正直不安です。と、いうよりも現時点でまだ作品が出来てません…… 本当にどうなるんだろう…そのくせブログを書いてるとはどういう事なのか?という感じなのですが…
今は大晦日もお正月も全く関係なく制作ばかりしてるのですが、来年の今頃、あの時頑張ってよかったなぁと思えてるといいな、と思います。TVでは紅白歌合戦などやっておりますが、私はこれからまた制作に戻りたいと思います。では、また来年。展示、よろしければどうぞご覧ください!

お知らせ以前

あと1時間もしないうちに、12月がくる。(現在2018.11.30.23:15)

これが2018年最後の1か月だなんて、誰か嘘だと言ってほしい。

 

年が明けてすぐ、2019年のはじめに京都で展示をします。

グループ展です。

本当はその告知を書きたかったのですが、今はちょっと気力が追い付いていないため、12月になったらちゃんと告知したいと思います。(実はだいぶ追い詰められています)

 

よろしくお願いします。

 

関係ないですが、11月某日の映画はベルイマンの「第七の封印」でした。

今、ベルイマン生誕100年映画祭をやってるので嬉しいです。

あんまり観に行けないけど…

 

 

某日の映画②

今月観た映画は「人間機械」。

インドの繊維工場で働く人々のドキュメンタリー映画です。

映画を観ながら、昔3か月間派遣で菓子工場で働いていた時の事を思い出していました。
一緒に働いてた人達の名前はもう忘れてしまったけれど、働いていた様子とか会話は今でも結構覚えています。ある主婦の方がもらした一言とか、社員の方が呟いた一言とか。
みなさん、今どうされてるんでしょう。
元気にされてるんでしょうか?

成長の過程か、それとも

先日、断捨離ではないけれど、色々片づけをしなければならず、何だこれ?と思って開けた袋に幼少期の絵が・・・・

眺めていると、全く記憶のないものもあるけれど、なんとなく「あ、これ描いた時のこと覚えてる!」というのもあり、普段思い出す事なんてまずないけれど、案外覚えているものだな、と不思議な感じがしました。

1枚目は4歳、2枚目は5歳、それからだいぶとんで3枚目は昨年描いたウサギです。

4歳から5歳にかけての1年間の変化っぷりがすごいな…と、なにかしら知恵(?)をつけたんだろうな、と思うと同時に今自分が描いている絵と比べてどうなんだろう?とも考えてしまいました。「子供はみんな天才」とかよく言われるけれど、そうだとしたら、自分もなにか失ってしまったものがあるんだろうな、それって具体的に何だろう?などなど、ちょっと考え込んでしまいました。しかし、自分の事を客観的にみるのは難しいものです。

幼稚園の先生が綴じてくれた作品群をパラパラめくっていくと、クリーム色の色画用紙に白のクレヨンで名前を書いているのを発見。思わず、「斬新」とか思ってしまったのですが、あぁ、これが私が失ってしまったものなんだろうな……これは今真似できないな、としみじみ眺めてしまった秋。

牧野植物園へ

この夏訪れた牧野植物園。あまり詳しい事を知らなかったので、牧野富太郎ってすごいんだな…と思うと同時に、妻すゑ の事に想いを馳せつつ歩いた植物の道。制作の資料集めという意味合いもあったので、写真を撮りまくってたのですが、あっという間にすごい数。植物はやっぱりどれもこれも不思議で面白いものです。

某日の映画

暑さのためか、何なのか……… だいたい理由なんてわかってはいるけれど、日々のすり減り具合が激しくてヘトヘトになってしまう時というのは、誰にでもありますよね。そんな時に観た映画が、こんな風に始まったりすると、嬉しいというのも変ですが、なぜだかホッとするというか、これなら観れるというか、こういう映画があってほんとによかった…と思う日があります。先日の、そんな感じ。

心ゆくまで、あれこれと

6月某日、とある作家さんの作品を購入ました。今まで友人・知人の実用的な作品(器やジュエリー等)は購入したことがあるけれど、お会いしたことのない方の非実用的な作品を買うのは初めてでした。といっても、小さくて手の届く範囲のものしか無理なのですが、それでもコレクションする人の気持ちを知りたいという事と、自分の手元に作品を所有するというのはどういう事なのかを実際に経験してみて知ってみたいとずっと思っていたので、ようやく実現できて嬉しい気持ちです。

コレクションする理由はひとそれぞれだと思うのですが、今回の事で自分がどういう時に気持ちが動いて、どういうものに興味をもつのか、というのがはっきりしてきた気がしました。作品購入はもっと積極的にやりたいとは思うものの、なかなかそうもいかず、でも「いつか」と言ってたら、その「いつか」までその作家さんが続けられるかわからないから、なるべく「いつか」と言って先延ばしにするのは避けたいな、とも思います。

 

自分が素敵だな、と思った作品を手の届くところに置いて、思う存分ながめたり、「どうやってるんだろう?」とその不思議を心ゆくまで考えていられるのは、とても良い時間だと改めて感じました。

計画してますか?

5月ももうすぐ終わりですが、皆さんもう夏の計画などたて始めたりしているのでしょうか?時々暑さで今が5月だという事すら忘れてしまうこの頃ですが……。

ちなみに私は何も考えていません。

 

先日こちらのDVDを見て以降、ただ島で一夏過ごすなんて事を一度でいいからやってみたい…みたいなことをぼんやりと考えていました。

そんな事をつい考えてしまうほどに現実ってハードですよね。

月1回の更新に対してほぼ自分の意地だけで書いているこのブログですが、無理矢理感が滲み出ててきてるのではないかとなんだか心配。書きたい事が出来るまで待つ方がいいのだろうかと考えてみたりもしたのですが、過去のものを読み返してみると意外と面白くて(自分で言ってりゃ世話ないわ的な感じではありますが)意外と続いているこのブログはまた来月も更新される予定です。では、また。

 

水面下にて

遅くなりましたが、4月初旬にパレスサイドホテルでの展示が終了しました。ご高覧いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

しばらく展示の予定はありませんので、当面水面下でのコツコツとした作業が続く事になりそうです。
差し迫ったものがないという事もあり、以前から気になっていた事について、何かしらの解決策はないかと見直しているこの頃。今さらですが、混色の違いを表にしてみたり、使う絵具を変えてみたり。
改めてそうやってみると、なるほどと思う事も多く、わずかな違いだけどこの少しの違いの積み重ねで、全体の印象が大きく変わるのかもしれない、と思うと今後の制作が楽しみになったりもします。
もう少し先になると思いますが、まとまった作品を展示できる機会もできればいいなと思います。

沁み入るもの

最近どうも本が読めないな、読んでもなんとなく自分の中に入ってこないな……みたいな感じがずっとしていたのですが、先日借りて読んだ本が久しぶりに自分の中に入ってくるような感じがして、そういう感覚で読めることがとても久しぶりだったので、(本の内容や感想は別として)なんかちょっとホッとするような感じがしました。

まだ全部は読めてないのですが、こんな風に響いてくるものがあって、寄り添うようにして読めるものがあるというのは喜ばしいことだな…と改めて感じていた次第。

 

私が知らないだけで、そういう本や映画その他色々を含め、ほんとはもっと沢山あるに決まってるんだけど、なかなか自分のアンテナがそこまでたどり着けなかったりして、そういうのはなんだか勿体ないなぁ…とも思います。

 

3月ももう終わるし、4月は出会いの季節とも言われているので、人だけに限定されず色々と出会えるといいなぁ。

 

春めいた頃に展示を

寒さも少しずつ和らいで、日差しの中にも暖かさが感じられるようになってきました。

昔は冬が好きと言ってましたが、最近はやっぱり春が…みたいな感じになっています。

春がくる、あのちょっとそわそわする様な季節が待ち遠しいです。

 

そして、そんな3月に展示をします。

場所は2年前にも展示させていただきました京都御所西側にあるザ・パレスサイドホテルのロビーです。

新しい作品3点の他に以前から気になっていた作品に少し加筆したもの、京都で展示するのは初めての作品などを考えています。

 

詳細はinfoに記載してありますが、4月初頭まで展示していますので、後半には桜も咲いているはずです!京都御所の散策ついでにでもお立ち寄りいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

「富士山展1.0」 が終了しました

月一の更新を目標にしているこのブログですが、1ヶ月なんてあっという間で、いつも気付けば月末になっているのですが、今月も例外なくそんな感じ。

 
そして今月といえば、「富士山展1.0」に参加させていただきました。startbahn主催の富士山がテーマの企画展です。
4会場あったのですが、私はその一つで、昨年春に展示させていただいたBRÜCKE にて作品2点を展示させていただきました。ご高覧いただいた皆さまには、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

BRÜCKE 会場のみですが、展示はこの様な感じでした。

そして今になって同じ様なところしか写真を撮っていなかった事に気づき、他の撮影できていない所も含め、もうちょっと別の角度からも伝えられる様に撮影しておけばよかったな…と今頃反省しているところです…

 

他の人と同じテーマで作品を作るということは普段ない事なので、皆さんがどんな風に富士山を捉えるのかというのは、興味深いところでもありました。
今回は出品した2作品のコンセプトもそれぞれ書きました。startbahnのサイト上にもアップしてあるのですが、同じものをここにも書いておきたいと思います。お時間ある時にでもご覧くださいませ。

作品①

 

『夢で見たあれはそれだったのか?』(2017年)

 

初夢で見ると縁起が良いとされる代表的なものと言えば富士山。しかしながら実際にそんな夢は見たことがないし、見たという人に会った事もない。でも見れるものなら一度くらいは見てみたいような気もする。

自分の見る夢にそれほど興味はないけれど、それが印象的な場合は好奇心にまかせて夢占いなどで調べてみたりする。思いがけず吉夢の可能性を秘めていると、あやふやだったはずの記憶は徐々にクリアに。かつ、「~かもしれない」が、「~だった」という強い断定へ変化。当然、その逆も然り。

もう一度と願ってももう見ることができない、まして他人と共有することのできないそれらは、各自の思いによって自在に変化してゆくのかもしれない。

 

 

作品②

 

山で出会えば挨拶をする』(2017年)

 

 

自然が美しいだけではないという事は誰もが知っている通りだけれど、富士山もまたその例外ではない。

あれだけ大きくて美しいものが、その内部に抱えている、それら全てのものを知ることなんてできないと思う。

そう考えると、そこに何がいても、何があっても驚く事はないのかもしれない。

山中を歩けば見たことのない、知らない何かがこちらに手を振ってくることだってあるかもしれない。山で出会えば挨拶をする登山者同士のように、広いどこかで未知の何かと出会った時、そこが明るい青空の下でなかったとしても、ほんの少し気持ちを相手に向ける、そんな対話の瞬間を描いた作品です。

 

以上です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。寒い日が続きます。インフルエンザも流行ってますね。皆さま、どうぞお気をつけ下さい!

もうすぐ終わりでもうすぐ始まる

今日は大晦日。もうすぐ2017年も終わります。みなさまどんな一年だったでしょうか?

私は自分を取り巻く環境が一変した…という事はないにしても、気付けば少しずつ変わってきた、そんな一年だったような気がします。

仕事や住まい、その他も少しずつ。

来年、というかもう明日ですが、新しく迎える一年もどうであれ、楽しめるだけの気持ちに余裕をもって過ごしたいものです。

 

そしてなにも告知できていませんでしたが、年明けすぐに「富士山展」という富士山をテーマにした展示に参加します。

1月5日(金)~21日(日)、場所は足立区小台にあるコーヒー屋ブリュッケです。機会がございましたらどうぞご覧ください。

よろしくお願いいたします。

 

あと数時間で今年も終わりますが、みなさまよいお年をお迎えください。

そして年が明けてからこのブログを読んでくださった方にはハッピーニューイヤーを!

 

ノート

片付けをしていたら、忘れていた一冊のノートがでてきました。

2015年に急に思いたって始めた美術展の鑑賞記録ノート。

一時的な事で、すぐにやめてしまってるのですが…

 
しかし改めて読み返すと忘れていた事や、その時自分が何を考えていたのか思い出すことができて結構面白い。
いくつかみた卒制の感想とか、ホドラー展やPARASOPHIA 、フィオナ・タン「まなざしの詩学」などなど… あぁ、これ2015年だったのか、と2017年の終わり近くに思い出す事ができました。
 
ティム・バートン展でウォンカチョコ600円は高いから買うのやめた、なども書いていて、もはや鑑賞記録というより個人日記と化してる部分も多かったけれど、またこのノート再開するのもいいかもしれないな、と思いました。

雨の日々

台風続きのこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

なんだかんだ言ってもその日の気分や体調なんかは、天候に左右されがちなので、こんなに雨ばかり続くとさすがに参るなぁ…
とぼやきたくもなるこの頃です。
寒いし雨だし…と思うと外出するのもなんとなく二の足を踏みがち。結果的に制作がはかどるような、はかどらない様な。
使ってる色もいつもより心なしかくすんでいる様な気もするけれど、個人的にはこういったくすんだ色は心惹かれるので、そこは良しとしています。

そんな中、完成した作品があるのですが、オンラインショップに追加していただきました。(see)

お時間ある時にでもご覧いただければ嬉しいです。撮影してたら、いろんなバージョンで撮りたくなって無駄に写真を撮ってしまいました。
どこで使うんだよ?って思ったんですけど、ブログで使う事にしました。

11月はたくさん晴れの日がありますように!

頭の中に残ったことば

書きたいと思って下書き・保存したままになっていた事について今回は更新すべく書く事にしました。

 
少し前の話題になってしまいますが、今年6月 萩尾望都さんの新刊「ポーの一族 春の夢」が発売されました。読まれた方もいると思いますが、私も読みました。「ポーの一族」は私が生まれる以前から発表されていた作品なので、当然リアルタイムで読んでいた訳ではないのですが、40年ぶりの新作という事を知って驚きとともに、ほんとにすごい事だなと、その年月を想像してしまいます。
作品の内容や感想についてはここでは割愛させていただきますが、それと同じくらい、見開きカバーの内側に書いてあった作者のメッセージにグッとくるものがありました。
ものすごくサラッと書かれてましたが、「絵も顔も変わりました。歳月を感じます」という一言。本当に重みのある言葉だと思いました。
私は普段は美術とは全く関係のない仕事をしていますが、その仕事柄、“見え方の質”みたいな事について色々考えさせられる機会が多いです。
年月とともに見え方の質が低下してしまう事は誰しも避けられない事実で、自分もこのまま順当に歳を重ねていけば、いずれぶつかる壁だとずいぶん前から覚悟しているのですが、そうなると今みたいな感じで絵を描く事も難しくなるのかもしれないな、とも思います。
もちろん見え方が変われば、その状況に合わせて描く絵を変えていけばいいと思うので、別にそこを悲観している訳ではないのですが、その一方で今しか描けない表現があるとも思うので、やっぱり時間を無駄にはできないな、と思うし、又、待ってもくれないな、とも思います。
今、年間に描ける絵の枚数がとても少ないので、逆算すると今の様な感じで描けるのは、あと何枚くらいなんだろう?とか考えるとすごい焦燥感に駆られますが、時間と成長が全く比例してなくて、困ったものです。
漫画の話からこんなところへ話題が行き着いてしまいましたが、これらをひっくるめて、さらにまた私が経験していない・想像すら及んでいないあれこれをもひっくるめた上での、あのメッセージだったのかと思うと、とてもとても心に残った一言でした。

やってみたいこと

好きな翻訳家のエッセイを読んでたら「死ぬまでにしたい十のこと」について書かれていました。

そこで私も自分なら何をしようかな、と考えていたのですが、意外と10個は難しい。

昔からやってみたくて譲れない事の一つは「冬のロシアに行ってアイスクリームを食べる」というやつなのですが、なんでもアイスが暖かく感じられるとか。ほんとかどうか知りませんが、子供の頃TVで見て、「おぉ!」と衝撃を受けたので、それはいつか自分で確かめてみたい事の一つ。
じゃあ、それ以外は何にしようかな、と考えてみたけど、あまりパッとしたものが思いつかない。
行ってみたい場所とかあげだしたら、それは色々あるんだけど、根本的になんかそういうんじゃないんだよな、みたいな気持ちもあって、やっぱり自分の頭で考える事なんて大した事ないし、限界があるよなぁ、と感じてしまいました。
そこで思いついたのが、自分が面白いと思う人にやってみたい事を聞いて、それをやってみるって事をやってみたい。
たぶん自分じゃ思い付かない答えが返ってきて、全く知らなかった世界を垣間見る事ができそうなので、それはなかなかに楽しそう。
あとの8個は何?って聞かれたらまだ今考えてるところ、と答えるしかないんだけれど、目から鱗を落としたい。
8月の夜、なんかそんな事を本を読みながらうだうだと考えていました。そんな訳で無意味に寝不足。

諸事情により、一時的に引越しをしました。(しばらくしたらまた元の場所へ戻ります)

 

今、窓を開けると家の前をガンガン車が走ってゆきます。

自然の多い場所なので、本来なら虫の音や鳥の声など色々聞こえてくるはずなのですが、今はそれが全部かき消されてしまっていて、これが結構辛い…

今までは目から入ってくる情報に多くの気をとられていた様に思うけれど、こうして環境が変わってみると、好むと好まざるとにかかわらず入ってくる音に思っていた以上に影響されていた事に気付かされます。

大型自動車なんかも自分が意識していたよりもずっと多く走っているし、音を聞いてるだけで、わかっている様でわかっていなかった事がたくさんあるものだと思いました。色々考えるきっかけになりそうです。

 

梅雨があけました。暑いです。夏らしさの全くない文章ですが……皆さま、どうぞよい夏をお過ごし下さい!

 

某日某所、通りすがりになんとなく撮った写真。

転がる山、みたいになってる。

a3 project vol.7 に参加しています

a3 project vol.7、 新シーズンが始まりました。昨年に引き続き、今年も参加させていただく事になりました。

MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w(京都) にて1年間作品の常設展示とオンラインショップでの作品紹介・販売を行う企画です。

遠方であったり、忙しくてなかなかギャラリーへ行くことができない方にも作品を観ていただける機会となっておりますので、お時間あるときにでも、是非ご覧ください!(私のページはこちら)

今は、この4点がオンラインから購入可能となっております。

随時追加していく予定ですが、小さい作品といえどもなかなかすぐに出来るという事もなく…どうなるのでしょうか?

とりあえず、今できる事を頑張っていきたいと思います。

 

時間、いくらあっても足りないなぁ…とつくづく実感する日々です。同じように思う人はたくさんいらっしゃるのでしょうね。

 

これから蒸し暑い日が続きますが、皆さま体調管理など、どうぞご自愛くださいませ!

 

instagramはじめました

「はじめました」と言うより「はじめてました」と言う方が正しいのですが、実は作品用のインスタがあります。

本当はTOP画面にアイコンを表示させてわかりやすくしたかったのですが、如何せんやり方がよくわからない……

ということで、とりあえずブログでお知らせする事にしました。

 

果たしてこの分かりにくいやり方で、いったいどのくらいの人に気付いてもらえるのでしょうか?

ほとんど気付かれないだろうなと思うものの、とりあえず今出来る範囲でやっていこうと思います。

後は、追々改良していくという事で…

そんなわけで、お時間のある時にでもこちらをご覧いただければ幸いです。

 

https://www.instagram.com/yuko_sakamoto_/


 

まだあまり投稿もできておらず、始めたばかりに近いですが、HPとは違う、インスタならでは…という感じになればいいなと思います。

そんなわけで、是非ご覧くださいませ!よろしくお願いします。

 

 

額装してみては?

古くなってしまったため、展示にはもう使えなくなった額。でも自宅に飾る分にはまだまだ使えそうだと思い、好きな植物図を額装してみました。

なかなかよい感じになったので、ちょっと嬉しい。

展示「森を巡る」、終了しました

足立区小台にあるコーヒー屋・ブリュッケでの展示が終了しました。ご観覧いただいた皆さま、ありがとうございました。

なかなか関東で展示する機会のない私にとって、とても貴重な機会となりました。

観ていただいた方のほとんどは私の作品を初めて観る方だったと思うのですが、興味をもってくださる方が少しでもいてくれたら嬉しいなぁと思います。

カフェでの展示は初めてだったので、どんな風になるのか緊張しましたが、お店ではコーヒーを飲みながら展示を観たり、好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、おしゃべりしたり・・・ただひたすらぼんやりする事もできるし、各々の時間が交差する場所というのは、ギャラリーで展示するのとはまた違った面白さがあると感じました。(最終日には池間由布子さんの素敵なライブもありました!)

 

そういえば、制作中はやたらとコーヒーの摂取量が増えてしまうのですが、今まではとりあえず家にあるものを飲む、という雑な飲み方をしていましたが、

たまには色々こだわって飲む日を作ってみるのもいいかもしれないなぁ、と考えたりもしていました。

日々そのくらいの余裕が欲しいというか・・・実行したいものです。

 

最後になりましたが、展示を観に来てくださった皆さまをはじめ、色々と相談にのっていただいた方や、陰ながらお心配りしていただいた方、このような機会を作ってくださったブリュッケの店主さまには改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

また良い作品をお見せできるように、しっかり制作していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

気付けばもうすぐ4月ですね。

色々な事を当たり前と思わずにやっていかないといけないな、

と思うこの頃です。

 

3月、展示をします

会期までもうあと1週間と少しになりましたが、3月8日から東京の足立区にあるコーヒー屋ブリュッケにて、展示を行います。(詳細

初めての場所なので、どんな風になるのか・・・緊張しますが、楽しみでもあります。

日々は慌ただしく過ぎていきますが、ちょっと休憩がてら、コーヒーを楽しみつつご観覧いただければ幸いです。

よろしくお願いします!

植物のパターン

いくつか撮っていた植物の写真でパターンを作ってみたら、万華鏡のようにパッと思いがけない色や形がでてくるという事に気がついて、

しばし夢中になって作っていた写真の数々。

 

どこを切っても美しくできている植物ってやっぱりすごいし、なんとも不思議。