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金沢工芸さんぽ

令和6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

1月1日の地震発生時、私は兵庫県にある自宅で机に向かっていました。小さいけれど長い揺れを感じ、この後、もしかしたら大きな揺れがくるかもしれないと思い身構えていました。地震がくると、いつも阪神淡路大震災を思い出してしまいます。

その後、ネットやニュースなどで能登半島地震の事を知り、衝撃を受けました。

大学時代を金沢で過ごしたという事もあり、とても心配でしたが、自分にできることが何もなく、只々遠くから見守るばかりでした。

 

それは今も変わらないのですが、少しでも何かの足しになればと、先日阪急うめだ百貨店で開催されていた『金沢工芸さんぽ』に行ってきました。

石川の名産品のお店やギャラリーが多数出展していて、第4回目となる今年は売り上げの3%が被災地に寄付されるとのことでした。

 

実は昨年も行っていたのですが、今回は平日の最終日に行ってみたところ、朝から大勢の人で賑わっていました。

しかし、中には今回の地震で出店を取りやめているお店もあり、そのお知らせや空いてしまったブースに胸が痛みました。

確かな技術に裏付けされた工芸品は、どれもすごいなぁと見惚れてしまう物が多く、同時に昔はそういう良さに気付けてなかったよなぁと未熟だった頃の自分を思い出し反省したりもしていました。(今も未熟かもしれないけど…)

 

あれこれ考えて迷ったのですが、今回は日常使いしたい漆器を購入し、日々大事に使っています。

微力ではありますが、今後も応援していきたいと思います。