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目が脳が喜ぶ本

コロナ禍になって読書をする人が増えた、という記事をどこかで読んだ気がするのですが、私もそのうちの一人だと思います。真の本好きには足元にも及びませんが、以前に比べるとやはり増えたな、と感じています。

そんな中、少し前に武者小路実篤の復刻版『カチカチ山と花咲爺』の存在を知りました。インターネットで偶然見つけた時、その挿絵がなんとも魅力的だったので詳しく見てみると、岸田劉生によるものでした。教科書にも載っているようなあの有名な油絵たちもすごいと思うけれど、個人的にはこちらの挿絵にグッと心を掴まれ、何度も眺めている日々です。

復刻版とはいえ、昔の本はとても丁寧に作られていて本当に素晴らしい。それでいて物語の表現が容赦なかったりしてますます痺れてしまいます。

私が知らないだけで、良い本というのはまだまだ沢山あるのでしょうね。

全ては無理だとしても、ひとつでも多く出会えれば嬉しいなと思います。